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このまとめ記事を読みながら、自分の場合はダイナガリバーのダービー制覇の記憶がそれに該当するかもなー…なんてことをつらつら考えている。
今では、週末になるたびにだらだらとグリーンチャンネルを観ちゃう程度には競馬が好きなわけだけど、そんな自分が競馬に興味を持ったのは、高校生だった頃にダビスタに出会ってからだ。ただ、ダビスタに出会う前から競馬が比較的身近な存在だったのは、実家が社台グループのお膝元の隣接地帯にあるからだ。小学3年まで、父親が社台ファームの従業員だった同級生がいたので、なおさらサラブレッドは身近な存在だった。
で、自分が小学3年生の時に、社台グループにとって念願だったダービーを制覇したのがダイナガリバーだ。時期的に、まもなく運動会が控えていて、なんとなく浮足立っていた季節だった記憶がある。ダービーウィークが明けて学校に登校すると、同級生の兄ちゃん*1が幸せそうにはしゃいでいたのがとにかく印象的で。普段から陽気でひょうきんな人だったけど、その時のはしゃぎっぷりはとにかくすごかった、気がする。まぁ、もう30年以上昔のことなんで、もやもやした記憶でしかないんだけどw
もちろん、当時競馬のことはさっぱりわからなかった自分からすると、なんでこの人はこんなにはしゃいでるんだろう?という気持ちだったはずだ。同級生だった弟のほうはもっと冷静だった気もする。おそらくはしゃいでいた当人にしたって、ダービーを勝つことがどれほどのことかそこまで理解していなかったのかもしれない。でも、おそらくダービーを勝った瞬間、周りの大人達の喜びようはものすごかったのだろうし、その雰囲気にあてられたってことは十分考えられる。自分でそこまで考え及ぶようになったのは、高校生になって、自分が競馬を好きになってからだったのだけど…。
ダイナガリバーは特徴的な鼻白といい、幼心にも覚えやすかった名前の響きといい、そして上記のような思い出もあり、今も自分の記憶の根底に残っている一頭であり続けている。
下の写真は、2011年夏にノーザンホースパークで撮影したもの。
見ての通り、この時すでに体がだいぶガレていた。厩舎スタッフの方いわく、春先に体調を崩して…とのことだったのだけど、その後元気を取り戻して、この時はこうやって見学することもできた。でも結局翌年に永眠、29歳の大往生でした。
*1:姉の同級生