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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

ハルヒシリーズを読破

昨日、仕事そっちのけで「涼宮ハルヒの陰謀」を読んで、その勢いで今日のうちに「涼宮ハルヒの憤慨」も読了。最近こういうライトな話を全然読んでなかったこともあるんだろうけど、シリーズ通してかなり楽しませてもらいましたよ、私は。でも、これでしばらくはハルヒとは離れることになるかな。

涼宮ハルヒの陰謀」は、シリーズで恒例になりつつあるタイムトラベルもの。いまいち腑に落ちない部分は深く考えるのをやめて、展開の面白さを重視して読み進めることにする。新キャラの登場とか、ちょいとマンネリになりつつある部分を打開しようという試みもみられるけど、落ち着く先はいつもとおんなじ感じ。さて、ハルヒの影がだいぶ薄いけど、これはハルヒは何も知らない、という設定上仕方ないのかなー、やっぱり。でも、最後のバレンタインデーとの絡ませ方は、あぁなるほどと思いました。ツンデレハルヒに萌えな俺はダメ人間なのでしょーかね。

涼宮ハルヒの憤慨」は、合間の中編集。こちらも新キャラ登場。今後も活躍する方たちなのかはわからんけど。「〜の消失」や「〜の陰謀」のような長編も面白いけど、短編で描く高校生ライフもなかなか楽しかったりするからこのシリーズは侮れない。

さて、刊行済みのものを全て読み終わって、ちょっとした充実感と寂寥感みたいのを味わった後、ふらふらとはてなブックマークチェックをしていたら、下のエントリーがホットな模様だったので、目を通してみた。

惑星開発座談会23回 - 涼宮ハルヒの憂鬱

なるほど、

「自分は恋愛(に代表される日常世界でのロマン)にたどり着けない」と劣等感を抱え込んでいる男の子たちの現実逃避装置

かぁ。いわれてみるとそういう話だった気がしてくるな。私も知らず知らずのうちに、このお話に惹きつけられていたのも、そういう側面があったからかも、とちょっと納得。

まぁ、私は読書という行為は、ジャンルがなんであれストーリーが楽しめれば良い、というスタンスなんで、このような国語の授業的深読みってあんまり好きじゃないし、作者の意図であったり、ストーリーと文化の関連性だったりという側面は、こういう座談会ものや作者のあとがきとかでかるーく目を通すだけでおなかいっぱいになるんだけどね。ってなんか負け惜しみみたいなオチのつけ方になってしまったが…。

涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)