はてなプロフィールで「ゲームサントラ収集癖あり」と書いてしまう程度に、ゲーム音楽を聴くのが好きです。
とはいえ、最近は以前ほどゲーム音楽のサントラの収集欲がなくなってきたのだけれど、それでも自分で遊んでみたゲームの音楽が気にいると、サントラが出ているようであれば躊躇することなく購入しちゃう程度には好きです。購入したサントラについては、このブログでもたまに話題にしているしね。
もちろん、ゲームサントラのマーケットってそんなに大きくないので、ヒット作でもなければサントラが出ないことも多いのだけど、サントラ発売に積極的なゲーム会社やコンポーザーだったり、固定ファンの多いレーベルなんかは、結構マイナーなゲームでもサントラが発売されたりする。ある程度その傾向を知っていれば、このゲームのサントラって存在しないのか…と落胆する頻度が減ったりもする。まぁ、諦観というか…。個人的な傾向でいうと、自分が気に入ったゲームに関しては、意外とサントラ化していることが多くて、ありがたい限りだったりするのだけれど。
それでも、時として諦めきれないというか、なぜこれだけ名曲揃いなのにサントラになってないんだぁぁぁ…と叫びたくなることがある。比較的最近だと、「カルドセプト3DS」がその1例。このゲーム、元はPS2で発売された「カルドセプト セカンド」を、3DSに向けてリメイクした作品なんだけれど、ゲームバランスや通信対戦まわりの再調整だけでなく、音楽にもアレンジが施されているのですね。で、このアレンジがとっても素晴らしいのは、最初のステージで流れる「Open the World」を耳にした瞬間に理解できる。
オリジナルの「カルドセプト セカンド」はサントラが発売されていて、自分はゲームとは無縁だったわりに、結構長い時間聴いていたくらいお気に入りのサントラだったりする。ただこのサントラ、過去無印版が発売された時に、各ステージ毎に用意されているフィールド曲(前半)、フィールド曲(後半)、バトルの3曲を1トラックにつなげてしまうという、サントラとしては絶対にやってほしくない仕様になっていて、それが故に長いこと手を出せずにいたのだけど、その後同様の不満が大きかったからなのか、楽曲の評判の良さに比例してプレミア化してしまったからなのか、DELUXE版という形で再販された経緯があったりする。自分が購入したのもこっちで、ひっそりとamazonでレビューを書いていたりもするw
「カルドセプト セカンド」オリジナル・サウンドトラック DELUXE
- アーティスト: ゲーム・ミュージック
- 出版社/メーカー: Five Records
- 発売日: 2007/11/21
- メディア: CD
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で、3DSリメイク版は、もともと素晴らしい出来だった曲を、さらにアレンジで良さを引き立たせているんですね。どれだけ違うかは、この2つの動画を聴き比べてみるとすぐにわかると思う。
・オリジナル
・リメイク版(一部の曲のみ)
このニコ動で聴けるリメイク版の楽曲は、3DSから流れる音源よりもさらに良質なので、比較対象にするには正直ふさわしくないのかもしれない。でもさ、どうやらこのニコ動で聞ける音源の元データはなにかの景品だったらしいのだけど、一部の曲とは言えこれだけの音源を用意しているのであれば、その延長でサントラとして世に出して欲しいわけですよ…。
ゲーム会社からすると、サントラ事業なんて余程のことがないと採算が取れないだろうし、少なくともカルドセプト3DSに関してはサントラを出しても売れないだろうという判断の結果だったとは思う。更に言うと、これは単なる憶測だけれど、前作カルドセプトDS*1にて同様にオリジナルからアレンジの加わったサントラを出しているのだけど、それが大して売れなかった*2ので続編でもサントラ化に消極的だったのかもしれない。
ただね、このリメイク版を遊んだ人で音楽を気に入ってる人って多いと思うんだよね。自分がそうだから他人もそうだって断じるわけじゃないんだけど…いやー、本当にサントラになっていないのがもったいないと思うし残念でたまらないのです。
流石に、ゲームが発売されてから結構時間が経過し、さらについ先日待望のシリーズ新作「リボルト」が発売された今となっては、その新作のサントラが世にでる可能性はあるとしても*3、前作のサントラを今更発売するとは思えないよなぁ。せめて、上述のニコ動で聞ける音源だけでも、どうにか正規の手段で入手したいものなのだがなぁ…。
こういう時に、たのみこむのようなWEBサービスが今もあれば、ファンの希望を形にできたんだけどな。
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2016/07/07
- メディア: Video Game
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