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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

FF15をクリアした

というわけで、平成の間にクリアした最後のゲームがFF15になりました。

ゲーム自体は1年以上前に中古で入手していてとりあえずインストールはしたものの、チュートリアルの後、車を押して最初の拠点まで移動したあと放置したままになっていた。そんなゲームをなぜこのタイミングで遊び始めたかというと、FF14でレガリアがマウントとして登場することを知ったことがきっかけだったりするので、あのコラボイベントというのもバカにはできないものである。あとはまぁ、PS4のHDDの空き容量がなくなって、一番ストレージを占有していたのがFF15だったので、とっととクリアしてアンインストールしたい、という後ろ向きな理由もあったんだけど…w

でも、いざ遊び始めてみると、これがなかなか面白い。ゲームが発売された直後って、ポジティブな感想よりネガティブな感想が多かった印象があったので手を出すのを躊躇していたのだけど、やっぱり自分で遊んでみないとわからないもんですね。途中で飽きることなくエンディングまでたどり着いたので、自分にとっては楽しめたゲームといえる。難易度はノーマルで、クリアまで約51時間。

ただ、声を大にして面白かった!とも言い難いわけで…。以下、感想をざっくりと箇条書きで。

良かった点、楽しめた点

  • 序盤から中盤にかけての、仲間4人で楽しそうに旅をしてるロードムービー風な展開。移動中に勝手にしゃべりはじめる掛け合いが良い。まぁ、そこまでパターンが多いわけでもないから、途中からまたこのやりとりか…みたいになっちゃうんだけど。
  • プロンプトがいつの間にか撮ってる写真。寝る前にどの写真を残すのか選ぶのがなにげに楽しい。
  • お気に入りのキャラはグラディオ・イリス兄妹。イリスと一緒に行動した時間はそんなに長くないはずなのに、油断してるイリスの写真が増えている。あとはアラネア姐さん。よくよく考えてみると、名前付きのキャラクター少なくね?
  • ガリアの自動運転。車の中で過去作のサントラが聴けるのもよい。
  • サブクエストで寄り道しながら少しずつ広がっていく世界。トロフィー「世界を紡ぎし者」を取れたので、なんだかんだとサブクエストを80個はクリアしていたんだよな。
  • そのサブクエストを、できる範囲でクリアしていくと主人公のレベルがどんどん上っていくので、メインクエストの推奨レベルを遥かに上回っていって*1、結果としてメインクエストの攻略は基本簡単だった。攻略に苦労せずにオープンワールドな世界をちんたら遊べるのは、自分にはあっていた、と思う。
  • BGMは可もなく不可もなく。メインコンポーザーが下村さんということで期待していた部分もあるんだけど、印象に残った曲はあんまりないかも。ただ、オープンワールドなゲームって、だいたいBGMが印象に残らない傾向にあるので、そういうもんだと割り切っている。

悪かった点、気になった点

  • くっそ長いローディング時間。ゲームを立ち上げるときに時間がかかるのは仕方ないとして、ゲームオーバーからの再開に時間がかかるとげんなりしてしまう。
  • 後半の、一本道になってからのシナリオ。ハッピーエンドだけがゲームのシナリオじゃないのはわかるんだけどさ、中盤までの楽しげな道中を台無しにするようなあの展開は一体誰得なんだ。
  • カエル探しや地雷探しのような、クソみたいなサブクエスト。あれ、誰が考えたんだ…?
  • ガリアのマニュアル運転。自分で自由にマニュアル運転ができるようになって、いきなり交差点で道からはみ出てフロントガラスを割って以来、マニュアル運転を強要される一部のメインクエストでしか自分で運転をしていない。
  • 活かしきれていないオープンワールド。車を使ってもそれなりに移動時間がかかるくらいに広いマップなのだけど、一部の拠点以外ほとんどひと気がないし、無意味な地形*2が多いので、この広いマップはなんのためにあるんだ、という気持ちになってしまう。
  • 使いみちのよくわからないアイテムたち。換金アイテムなのか、別の利用目的があるのかよくわからないのでそのまま手元においておくのだけど、結局最後まで手元に残ったままのアイテムが多すぎる。
  • バトル中、HPが0になって行動不能になってしまった仲間がどこにいるのかわからない問題。本当は仲間を助けるアクションをとりたいのに、場所がわからないから結局アイテムでの回復しかできなかった。
  • 六神とのバトルが毎回意味不明で困った。シフトブレイクをしても相手にダメージを与えられてる感がなくて、でもどうしたらいいのかわからないから適当にガチャガチャやってるうちに、時々特別なアクションが発生して…みたいなことを繰り返しているうちに最後まで到達していた。
  • そもそも、バトルシステムをそれほど理解しないままクリアしてしまった気がする。いや、バトルでできることは最低限わかっていたのだけど、それを使いこなせなかったというか。特に敵味方が入り乱れた場合は、自分がどこでなにをしているのか把握ができなくなって、がむしゃらにボタンをがちゃがちゃさせていたような…。上述の通り、敵と味方にレベル差がついてることが多かったので、それでも全滅するようなケースは滅多になかったのだけど、モブハントやサブクエストを適正レベルでこなそうとすると、途端にバトルでヒーヒー言う羽目に。
  • などなど、バトルのことを思い返すと、結局ゴリ押し&回復アイテム使いまくりでどうにかしていた記憶しかない。戦略的に戦うことって可能だったんだろうか。
  • クリアまでにフリーズを2回経験した。まぁ、これは許容範囲だったんだけど、エンディングを見終わってからセーブデータが壊れる現象に遭遇したのはいただけない。あれ、PSプラスに加入していたからセーブデータの復旧ができたけれど、そうでなかったら今頃このゲームのことをボロクソ言ってた気がするぞ。


  • もう一度イフリート戦をやり直すのが面倒で、結局セーブデータにクリアフラグが立っていないので、クリア後のお楽しみはなにもやっていない。もともとはレガリアを飛ばすところまで頑張るつもりだったけど…あきらめた。

というわけで、一度エンディングをみたことで、とりあえず最低ノルマは達成したと自分を納得させて、そのままアンインストールした。これでPS4のストレージが足りない問題は、当分の間持ちこたえられそうだ。

ざっくりまとめてみると、良かった点より悪かった点のほうが目立つ気がするんだけど、ゲームを楽しむことはできたので、そこまで悪い印象ではない。後半のストーリーが良ければ、もうちょっとポジティブな感想になったとは思うんだけど…。ただまぁ、ながーい開発期間をかけた割にそこまでクオリティの高いゲームという印象は持てなかった。雰囲気を楽しむことができれば御の字程度の気持ちで、安くなった中古で気楽に遊んでみるくらいのスタンスがちょうど良さげ。

*1:エンディングにたどりついた時に、主人公のレベルが60まで上がってた

*2:誰もいない農場とか、工場跡とか…