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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

スイッチ版のFF7をダウンロードしてみた雑感

FF7がスイッチでも遊べるようになって、いずれ遊んでみようと思ってカートに入れていたのだけど、週末からセールで2割引きになっていたので、これ幸いと思ってダウンロードしてみた。

ec.nintendo.com

で、さっそく遊んでみたんだけどさ。いやー、びっくりしたよね。FF7のグラフィックってこんなにしょぼかったっけ?

FF7発売当時、自分は初代PSを持ってなくて、友人から期間限定*1で本体ごと貸してもらって遊んだ。もちろん当時ものすごい衝撃を受けたわけです。いろいろとショックを受けながらぶっ通しで遊んで一気にクリアした。

それから20年経って、実に久々にFF7のゲームを触っての感想が冒頭のそれ。まぁ当たり前っちゃぁ当たり前なわけです。ゲームが2Dから3Dに移り変わり始めた過渡期で、まだみんなポリゴンの表現を手探りで試行錯誤していたころのゲームと、世代が3つ新しくなってハードウェアの性能が劇的にあがり、3Dの表現力もとことんリアルに近づいたゲームとを比較してしまうと、そりゃ当時のグラフィックがチープに見えてしまうのも仕方ないだろう。

でもさ、自分の場合、PS以前のゲーム(というかSFCのゲーム)を今遊んでも、見た目がチープだと思うことはないわけですよ。同じFFシリーズでも5とか6なんかは今でも普通に遊べてしまう。むしろ、当時最高峰だったピクセルアートを見て感動すらしてしまう。

言ってみれば、SFCのころのゲームって、ドット描写のグラフィックがすでに完成の域に達していたんだよね。画面の解像度や色数にも制限があったわけだけど、逆に制限があったからこその職人芸が、それを見ているこちらにしてみればたまらないものになっていたりする。

もちろん、自分がFCのころからゲームに親しんできたという事実も大きいんだろう。最近でも、インディーゲームの話題作のビジュアルが美しいピクセルアートだったりすると、ゲーム内容うんぬん以前に強烈に惹きつけられてしまう。これは幼心に植え付けられたドットへの条件反射なのかもしれない。

ハード性能があがっても、ピクセルアートの芸術性へはさほど影響がでないのに対して、3Dの場合はハード性能があがればあがるほどグラフィックの質が向上していくわけで、それを考えるとFF7のようなゲームをアーカイブで遊ぶ場合、時間の経過とともに受ける落胆はでかくなるだろうし、みんながリメイクを望む気持ちもわかるよなー…なんて思った。

というわけで、スクエニにはFF7のリメイクをシンプルな形ですすめてほしいところだけど…そういうふうにはならんのだろうなぁ。どうやら、本日流れてきた情報によると、来年の3月には発売されるらしいのだけど、本当に間に合うのかどうか。そもそも、リメイク版がこんなに早くに発売されるらしいと知ってたら、スイッチ版も無理にダウンロードしなかったんだが…。

チープな印象を引きずりながら遊び続けるか、リメイク版の発売をおとなしく待つべきか。せっかく購入したんだから遊ばなければもったいないという気持ちもあるし、ちょっと遊んだ冒頭からしてさっぱり記憶に残ってなかったので、かなり新鮮な気持ちで遊べる気もするんだよな。でも、下手に遊んでしまうと、リメイク版でその新鮮さが失われてしまう可能性もあるしなぁ。さてどうしたものか。


FINAL FANTASY VII REMAKE for FFVII A Symphonic Reunion

*1:高専に行ってた奴が、テスト期間はゲームを遊ばないということで、1週間くらい借りて遊んだ記憶がある