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ピュアクライマー向けのワンデイレース

この記事を読んで初めて知ったのだけど、モンヴァントゥの山頂をゴールにしたワンデイレースが開催されていたんですね。

Mont Ventoux Dénivelé Challenge2019 終わりました

これはすごく面白そうだし、逆になんでこういうワンデイレースが開催されていないのか不思議に思ったくらいだ。モンヴァントゥとまで言わなくても、ピュアクライマーのためのワンデイレースってありそうでないよね?フレッシュ・ワロンヌがそれに近いかもしれないけど、パンチャーでもこなせるレースでもあるので、ピュアクライマーのためのレースとは言い難い。ステージレースやグランツールでおなじみの山岳コースを切り取った、峠が舞台のワンデイレースというものが存在しないのはなにか理由があるんだろうか。

ステージレースと違ってワンデイレースだと、他のステージのことを考える必要がないので、どのチームもクライマーとルーラーのみのメンバー構成でレースに挑むことができるはずで、純粋な山岳力でのちから比べになるだろう。まぁ、そうなるとグランツールで強いチームがそのまま有利にはなるんだろうけど…、それでも数日にわたるステージレースとは違って力の温存という概念は基本存在しないので、ワンデイレース特有のサバイバルレースになりやすいと思うし、かなり盛り上がりそうな気もするんだけど、どうだろう。

今回開催されたモンヴァントゥのレースは、どうやらプロツアーチームが3チームしか出場していなかったようなので、開催地の知名度ほどの派手さはなかったと思われる。ただ来年以降、レースに参加するプロツアーチームが増えるようだともっと化けそうだよね。俺も観れるものなら観てみたいって思うし。

というかですよ、ツアー・オブ・ジャパン富士山コースをですね、200キロくらいの距離のレースに仕立て上げれば、ピュアクライマーのためのワンデイレースとしてさぞ面白いものになるのではないだろうか。来年の東京オリンピックのロードレースがそういうコースなのでは?と思って確認してみたら、富士山麓を走るのはゴール前じゃなくて中盤なんだよな。これはこれで面白そうなんだけど、やっぱり最後はモンヴァントゥみたく登坂で締めくくるようなコースじゃないと、本当の意味でのピュアクライマー向けのレースとは言えないと思うのは素人考えなのだろうか。

その昔、日本でロードレースの世界選手権が開催されたあと、その場所でジャパンカップが開催されるようになったのと同様に、オリンピック後も富士山周辺を走るレースが大きなワンデイレースとして残ると面白いのにね。もちろん富士山がゴールで。あわよくばそのレースが国内初のワールドツアーレースになって、海外のピュアクライマーが集うレースに…なんてことになったら夢があるよね。簡単なことじゃないのはわかってるんだけどさw