Shaw's Home Page(本館)

自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

甲子園準々決勝

今日の甲子園は見ごたえがあった。というより、ちょっとあり得なかった。

1試合目は3連覇を目指す駒大苫小牧東洋大姫路の対戦。5回まで、好調林崎のホームランもあり、東洋大姫路が4-0でリード。対するザワ打線は東洋大姫路の先発、飛石を前に沈黙。終盤に強いザワと言えども、序盤にここまで打線が沈黙したことがあまりない*1ので、こりゃぁ厳しいかもと思っていたところ、3順目になった6回に連打で一気の同点。これがあるからザワは強いんだよな。7回に泥臭い展開ながらも1点リードし、その後少しずつ復調してきた田中が終盤を占めて逆転勝ち。これはこれで見ごたえのある試合でした*2

試合結果

さて、問題は第2試合の帝京×智弁和歌山戦だ。
いくら職場環境が自由で、TVで甲子園実況を見ることができるとは言っても、一日中甲子園を見ている訳には行かないので、しばらくは仕事に打ち込んでいたわけだ。で、終盤だけ見ようと思って、頃合をはかって再びTVをつけると試合はすでに7回が終了していて、智弁和歌山が2-8でリードしていた。もう決まりかなぁと思いながらも試合を見ていると、8回表に帝京が2ランホームランで2点返した。それでも4点差。

さて、劇的なドラマが待っていたのは9回の攻防。8回終了時点で誰がこのような展開を予想できただろうか?逆転をあきらめない帝京の攻撃は、ヒットと四球でランナーを2人出すも、気がつけば2アウト。でもここからの帝京の攻撃が凄まじい。なんと6連打(しかも最後は3ラン!)で一気に8得点。大逆転で12-8に。見ている側は、高校野球史上稀に見る大逆転劇に沸いた!そして、多くの人は帝京の勝ちを思ったはずだ(私はそう思ったYO!)。でも。でもでも。帝京はその表の攻撃で1つの大きな岐路に立ち、その判断が裏の智弁和歌山の攻撃に影響してしまう。そう、投手に対する代打というやつだ。そしてこの起用は、代打に送られた沼田の3ランホームランという、決定打に思えたのだが…。

なんと、裏の智弁和歌山の攻撃で、連続四球の後、4番橋本が3ラン!一気に1点差に。しかもまだノーアウト。帝京の監督、たまらず投手交代。しかし、もう投手がいない!!表の攻撃で投手に代打を出してしまった代償がものすごく大きくなって返ってきてしまった形。帝京は9回裏に勝見(センター)→杉谷(ショート)→岡野(控え投手)と3人の投手をつぎ込んだけど、最後は岡野が連続四球で1アウト満塁にしてしまった後、押し出しサヨナラというあっけない幕切れ。あの展開でマウンドにあがった岡野にはかなり過酷な結末だったのではないだろうか。

それにしても。9回表に8得点。その裏に5得点でサヨナラ。しかも押し出しフォアボールで。えーと、冷静になって考えてもあり得な過ぎる展開。漫画でもこんな結末は思いつかねーよ…。でも、職場でも大いに盛り上がりました。実は今、採用面接をやっていて、甲子園の実況中にも数名の方が来社していたのですが、先日までは来客中はTVをつけるのをためらっていた(当然ですな)のに、今日はこの神試合のためにTVをつけっぱなしにしてしまった私は社会人失格です。しかも、この大逆転劇で甲子園好きの社員と盛り上がり、「うぉぉー」と叫んでしまった大ばか者です*3。そしてその盛り上がり具合に他の社員もTV前に集まってくる悪循環。社長とKさん、面接中なのにもかかわらず盛り上がってしまい本当にごめんなさいです…。

試合結果

*1:地区大会の1安打でかった北照戦くらい?

*2:応援する側としては、相変わらず心臓に良くないわけだが…

*3:さすがに注意された…