図書館の魔女
文庫化にちょっと遅れるかたちでKindle版も読めるようになったので手を出してみたら、これがもう面白いのなんのって!現状Kindleで読める2巻まで読了したのだけど、その2巻の終わり方が秀逸すぎて、いまだに余韻を引きずっている。
図書館の魔女、2巻まで読んだ。面白すぎてつらい。さっそく3巻も読もうと思ったら、まだKindle版が出ていないのもつらい。
— shaw (@hashimukai) 2016年5月19日
登場人物が魅力的なことはもちろん、途中で語られる図書館論や言語論が興味深いこと、少しずつ明らかになっていく物語の核心や、ちょっとした冒険譚やど派手な立ち回り描写、そしてとにかく長大な物語。面白いと思える要素がごった煮なうえ、静と動のメリハリもすばらしいし、一旦その物語に没頭しはじめると読む手が止まらなくなるという…。
冒頭、ちょっと世界観に馴染むのに時間がかかったこと、普段滅多に使わない単語がちょいちょい出てくるので、時として読みづらさを感じることもあるんだけど、いつのまにかそれ自体もこの物語の魅力に感じられるようになるから不思議だ。
そして2巻の最後で、あぁ、俺ってやっぱり上質なボーイミーツガールものにとことん目がないんだなぁ…と改めて思ったのでした。キリヒトとマツリカのやり取りを見届けて、思わず目頭が熱くなってしまった。というか泣いた。この、読了後のドキドキがおさまらない感覚。読書が好きで良かったなぁと心底思うよね、こういう経験をすると。
残念ながら、残りの2巻がまだKindle化されていないので、続きを読むのは少しお預け状態。そんなに待たされることはないとは思うのだけど、はやく続きを読みたいなぁ。いったいどんな結末が待っているのだろうか。気になる!
- 作者: 高田大介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/05/13
- メディア: Kindle版
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