おすすめの椅子とは
最近、こんな話題がホッテントリ入りしていた。
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今もテレワークが続いてる企業がどのくらいあるのかはわからないのだけど、はてな民はテレワークと相性の良さそうな仕事をしている人が多い印象あるし、椅子の話題で盛り上がるってのもテレワークと無関係ではないだろう。
かく言う自分も、3月上旬からテレワーク開始で、今も引き続き自宅での仕事が続いている。もう半年か…。一日の中で、起きている時間の殆どを椅子に座っていることを考えると、座り心地がよくて、体に負担をかけない椅子があるかどうかは死活問題といえる。
幸い自分の場合、ちょうど2年前に自宅にオフィスチェアを導入していた。
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もちろん買った当時はこんな事態になるとは想像していなかったのだけど、今振り返ると本当に絶妙な時期に購入できたなぁ…と思う。
しかし、自分にあった椅子を探すというのは、本当に難しいことだと思う。自分の場合は、試座することを前提に、
- 椅子はメッシュ素材が良い。
- ヘッドレストはやっぱりほしい。
- リクライニングはマストじゃないけど、長時間ゲームを遊ぶときにはあったほうが良い。
- 腰痛持ちにやさしいフィット感?は、たぶん短時間の試座ではわからないものの、座ったときの感触は信じたい。
みたいな観点から椅子を選び、実際に購入したコンテッサにはとても満足している。だけど、椅子が手元に届いた直後、実際に部屋で長時間座っていると、違和感が拭えなかった事実もある。腰のあたりが思ったほどフィットしていないというか…。ただ、それも3ヶ月くらい経過するとすっかり慣れて、今ではこの椅子以外にはありえないくらいに依存している。でもさ、最初感じていた違和感がずっと解消されなかったらと思うと、こちらはすでに17万円とか投資しているわけなので、かなり精神的なダメージを受けた気もする。
椅子選びが難しいのは、椅子に求めるものも、椅子に座る人の体格や姿勢も、椅子との接し方も、人によって千差万別だということだと思う。なので、自分がお世話になっているコンテッサだって、他の人には合わない可能性が高いし、そうなると気軽に人におすすめすることができない。逆に、他人のレビューも鵜呑みにすることができない。さらに言うと、良い椅子は基本的に高い。その高い椅子が必ずしも自分に合うとは限らないし、逆に安い椅子でもその人に合えば長く使える。果たして、これほど難しい買い物は他にあるのだろうか?
そんなことを思っているうちに、Twitterでこんなツイートを見かけた。
良い椅子の条件ってなかなか難しいポイントだと思いますが、自分が大事だと思うのは「座面の安定性」です。個人的に背もたれは作業中腰をあずけることが無いので、8割は座面で選ぶべきだと考えています。
— redjuice (@shiru) 2020年9月9日
逆に「良くない椅子」は、安いオフィスチェアに見られるような、座面が地面と平行に近く、クッションが柔らかく、姿勢をしっかりとホールドできない椅子です。背骨に無駄な前後左右の力が加わることで腰をいわします。使用者の体格にもよりますが、座面の高さを低く調整できない椅子もNG。
— redjuice (@shiru) 2020年9月9日
イラストレーターのredjuice氏が自分と同じコンテッサを使ってる!ってことで目についたツイートだったのだけど、ぶら下がっている一連のツイートはとてもまっとうな内容だと思った。そう、本当に重要なのは座面なんだよな。言われてみるととてもしっくりくる説明である。
椅子に座って腰にダメージを受けるのは、腰に不要な負担がかかっているからで、要は腰に力が集中しちゃっているはずである。で、そうなるのはおそらく座面との接地が尻のあたりに集中しているのでは?と思われる。なので、尻という一点ではなく、尻から太もも全体で負担を分散することがとても重要だ。みたいな話は、以前別のツイートでも見かけた*1。ただ、そのときに座面が安定しないと、結局は腰に負担が寄っていくんだろうね。
ただ個人的には、
自分がこの椅子(コンテッサ)が良い椅子だ、と思えるようになったのも、「10年以上使って腰のトラブルが一切ない事」なので、ショールームなどでの試座で「座り心地が良い」と感じるかどうかは、あまり重要では無いと考えています。メッシュ座面はウレタンクッションより硬いので。
— redjuice (@shiru) 2020年9月9日
には、確かにその通りかもなぁ…と思いつつ、やっぱり試座は一度したほうが良いかな?とも。試座って一度にたくさんの椅子に座って、しかもその場にある椅子の多くは座り心地が良いので、その場で自分に合った椅子を的確に選ぶことは難しいし、座り心地が良い=自分に合った椅子とは限らない、というのも経験上うなずけるのだけど、自分に合っていない椅子ははっきりと選択肢から除くことができるし、メッシュとウレタンクッションのどちらが自分向きなのか?みたいなことも、試座で確認することができる。
まぁそうは言っても、今のコロナ禍では試座という行為にもリスクを伴うことになるので、言うほど簡単には実行できないわけなのだけど…。そういうことも含めて、2年前に椅子を購入し、自分の体がその椅子にフィットしたあとで今の事態になったのは、運が良かったんだろう。そうじゃなかったら、テレワーク開始後すぐに腰が悲鳴を上げて、これじゃまともに仕事できないよ!と叫んでいたと思うしなw
*1:ファボッた気がするのだけど、該当ツイートは見つけられなかった。