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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

日本ダービー(2019年)

POGに参加するようになって11シーズン目にして、ついに指名馬が日本ダービーを勝った。よくやった、ロジャーバローズ!…でも、こんな形でダービーを勝つことになるとは想像だにしていなかったよ…。

POGを始めてから、自分の指名馬が大きなレースに出走する時は、競馬場まで応援に行くことが増えた。特にG1であれば、それが参加賞的なものであっても競馬場に駆けつけることが多いのだけど。今年のダービーは見送ってしまった。そう、見送ってしまったのです…。だってさ、単勝12番人気ですよ?単勝万馬券手前のオッズですよ?まさかこんな激走するとは思わないですか。

ところで、今期のPOGはほんとうに目も当てられない成績で、ダービー当日までに2勝できた指名馬が2頭しかいないという惨状で。だからこそ、そのうちの1頭であるロジャーバローズには、それなりの期待(というか希望)を抱いていたわけです。年明け早々の福寿草特別を完勝した時には、とりあえず皐月賞には出走できそうかな?と安堵したりしてさ。ところが肝心のスプリングSで惨敗。どうやら長距離輸送がネックになって、気性の問題が出てしまったらしい。ということは、関東のレースでは割り引いて考えるしかなくなるじゃないですか。

続く京都新聞杯の2着によって、どうにかダービーへの出走がかなったとはいえ、あの展開で逃げ切れなかったわけであり、直線が長くなる府中ではさらに厳しくなることが予想されるわけです。

もちろん、枠順発表で最内をひいたと聞いた時は、絶好枠キター!と思ったし、展開がはまれば掲示板に載る可能性は考えましたとも。でも…上述の通り、今回も長距離輸送に対する不安があって、皐月賞上位組との実力差を思うと、馬券圏内は難しいと考えるのが普通だと思うんです。まぁ、だからこそ人気がなかったわけなんだが。

そしてこの結果。その昔、三冠レースのうちダービーは、もっとも運の良い馬が勝つなんて言われたらしいけど、まさにそんなレースになった。

  • 圧倒的1番人気だったサートゥルナーリアがスタートで出負け。これによって、上位人気馬たちの意識が前より後ろに集まることになった。
  • リオンリオンの主戦騎手が騎乗停止で乗り替わり。デビュー3年目の騎手が乗って、暴走気味のペースで逃げることになった。
  • レコード連発の超高速馬場で、ラチ沿いを走ることができる馬の圧倒的優位性。
  • 2番手追走のロジャーバローズにとって、後続とも差をつけた実質上の逃げで、粘り腰を活かせる絶好の展開になった。

なんというか、何もかもがロジャーバローズにとって追い風になったというか、パズルのピースがぴたりとはまったというか。どれか一つでも欠けていたら、後ろの馬に差されていたのでは、という気がする。ただ、ロジャーバローズが勝てたのは単なるフロックというわけじゃなくて、ゴール前での粘り腰を見る限り、自身の実力もあったうえで、運も味方につけた結果だったんだろう。

今にして思えば、ロジャーバローズの凱旋門賞登録って、単に同厩舎のサートゥルナーリアの帯同馬程度にしか考えていなかったのだけど、関係者にはそれなりに色気があってこその行動だったってことなんだろうね。

もし競馬場までレース観戦しに行っていたなら、最低でも200円払ってがんばれ入りの応援馬券を買っていたと思うので、それを考えるとのがした魚は大きかった。でもまぁ、自宅でレースを観ながら、馬券なしでこれだけ叫んだのも久々だし、ゴール後しばらくの間心臓がバクバクしてたし、いやはや記憶に残るダービーにはなったと思う。

変に未練を持ってしまうと、馬券の出費がかさむことになりかねないので、そこは割り切りきろうな、俺。