Shaw's Home Page(本館)

自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

最近読んで面白かった漫画(2020年春)

定例の、面白かった漫画まとめ。コロナ禍で家にいる時間が増えて、さぞ漫画の発掘も進んだのでは?と思いきや、今回はやや不発。新規開拓がほとんどできなかった。続き物は安定して面白かったのだけど…。どうもゲームに費やす時間ばかり増えて、他の趣味がだいぶ疎かになってしまっているので、そろそろゲームを控えめにする必要がありそうだ。

新しく読み始め

放課後ていぼう日誌は釣り版ゆるキャン。アニメ化されたことでちょっと興味を持って読んでみたのだが、1巻を読んだ時点ではさほど面白いと思わず、2巻も購入したもののちょっと積んでいたのだけど…。他の漫画を読んでいた勢いでなんとなく2巻を読んでみたところ、あら不思議、どんどんおもしろくなっていくではないか。主人公同様小さな生き物全般が好きではないので、いままで釣りには興味を持ったことがないのだけど、この漫画を読んでて自分でも釣りをしてみたくなっちゃうよね。アニメの出来も良いのだけど、こちらは残念ながらコロナの影響で放送がストップ。まぁ、先が気になる物語というよりは、雰囲気を楽しむ系ではあるので、無理に急いでクオリティを下げるよりは、じっくり完成させてほしい気はする。

三丁目雑兵物語は、安定のグレゴリウス山田漫画。こういう着眼点とか雑学は楽しくて好きです。血洗島カナコは絶賛するほどではないのだけど、息抜きには心地よいくらいのゆるさの日常系コメディ。絵が可愛いというのは正義なのだ。

他にもちょこちょこ手を出してみた漫画もないわけではないのだが、続きも読みたいと思った漫画はほとんどなかった。まぁ、このところ豊作続きだったし、こういう時もあるんだろう。

続きを読む

「すてき」という言葉

finalvent.cocolog-nifty.com
を読んで、そういえば自分もすてきという言葉を使った記憶がないなぁ…と思った。かなり一般的な言葉ではあると思うし、今でも使ってる人は普通に使っているとも思うのだけど、少なくとも自分はこの言葉を日頃利用する習慣がないように思う。

先のブログでも

ためしに、「まあ、すてき」と口に出してみると、なんともいえない、もにょ〜んとした感じがする。

と言及されているが、自分も同じような感想だったりする。なんていうか、自分の言葉ではないというか…。

試しに、自分が十年以上に渡って、このブログに書き残してきた文章を検索してみると。

すてき の検索結果
素敵 の検索結果

ひらがな表記は一度も使っていないけれど、漢字表記だと思っていたよりも利用していた。どうやら2016年にちょっとしたブーム(といっても3回だけどw)が訪れたようだけど、それ以外ではほぼ使っていない。

ついでに、以前MovableTypeで更新していたころのブログも検索してみる。

site:www.s-hashi.net 素敵

こちらもひらがな表記はゼロ。漢字表記だと重複除いて4回。不思議なことに、映画に言及したときに使用しているという共通点がある。

Twitterだとどうだろうか?

「すてき」の検索結果
「素敵」の検索結果

こちらはひらがな表記がはてブの引用で1度だけ、漢字表記は10年前にリプライで2度。その片方は、またもや映画の話題である。以前は映画の話題や感想をツイートやブログのネタにすることが多かったのだけど、その感想で素敵という表現が比較的使いやすかったのかもしれない。

個人的には1度も使ってない可能性もあるのでは?と思っていたので、多いといえば多いのだけど、10数年間の蓄積でそれなりの言葉を書き残してきたことを考えると、やっぱり頻度は低めなのではないだろうか。

そして、自分の口から発する頻度はもっと低いのではないだろうか?という気もする。こればかりは、これまでに自分が発言してきた言葉の記録はどこにも残っていないので確認しようがないのだけど…。素敵という言葉は、人に向かって言うには恥ずかしい気持ちが勝ってしまうのだろうか。それは対象が人じゃなくてモノであってもあまり変わらない気もする。素敵という表現が、自分には使いこなせないくらい強い言葉なのかなぁ…、なんてどうでもいいことをつらつら考えたのであった。

ほんとどうでもよい内容だな、うん。

ドラゴンズクラウン・プロをクリアした

年末年始のPSストアのセールで、ドラゴンズクラウン・プロ(以下ドラクラ)が半額になっていたのでダウンロードした。ドラクラは無印版をPS3で一度遊んでいたんだけど、当時はこのゲームを楽しいと思う前に遊ぶのをやめていて、難易度ノーマルですらエンディングをみていない*1。自分の性格上、一旦積んでしまったゲームを再び遊びなおすのはかなり珍しいのだけど、ここにきてもう一度遊んでみようと思ったのは、去年遊んだオーディンスフィアと十三機兵防衛が極上の手触りだったからだ。同じヴァニラウェア製であるドラクラはなんでいまいちだったんだろう?という疑問から、もう一度遊んでみようと思ったわけですね。そして…思いっきりはまってしまったとさ。

で、70時間ほど遊んで難易度インフェルノのエンディングを観ることができたところで、自分の中で一段落ついた気がするので、感想をざっくりとまとめてみたい。

*1:残っていたトロフィー実績をみるかぎり、タリスマン集めの途中でとまっていた

続きを読む

最近読んで面白かった漫画(2020年冬)

3ヶ月ごとの定期更新、面白かった漫画まとめ。今回も大豊作である。この時期恒例のマンガ大賞のノミネート作品も良作揃いだっただけでなく、たまたまネットで目にしたこれとかこれがものすごく参考になったのが大きかった。

新しく読み始め

違国日記(1) (FEEL COMICS swing)

違国日記(1) (FEEL COMICS swing)

スペクトラルウィザード

スペクトラルウィザード

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

超常探偵X 1 (電撃コミックスNEXT)

超常探偵X 1 (電撃コミックスNEXT)

ヴァンピアーズ(1) (サンデーGXコミックス)

ヴァンピアーズ(1) (サンデーGXコミックス)

子供はわかってあげない(上) (モーニングコミックス)

子供はわかってあげない(上) (モーニングコミックス)

うたえ! エーリンナ(1) (星海社コミックス)

うたえ! エーリンナ(1) (星海社コミックス)

プラネットガール(1) (ビッグコミックス)

プラネットガール(1) (ビッグコミックス)

ふたりソロキャンプ(1) (イブニングコミックス)

ふたりソロキャンプ(1) (イブニングコミックス)

この3ヶ月の間に読んだ漫画で最も印象に残ったのは「違国日記」と「スペクトラルウィザード」。特に前者は、久々に漫画を読んでいてガツンときたというか、心に刺さる物語だった。ただ、新刊がでるまでちょっと間が空く漫画みたいで、続きを読むころに初読時の感動がどれだけ記憶に留まっているかがちょっと不安だったりするので、完結時に頭から一気通読したい系かもしれない。スペクトラルウィザードは2巻で完結。語られる話の良さだけでなく、絵も世界観もとても好み。もちろんラストの余韻もね…。

鬼滅の刃は、世間的な大ヒットに影響を受けて今更ながら読んでみたら*1尻上がりに面白くなっていって、気がつけば最新刊まで一気読み。個人的には、今の山場を越えたら、下手に引き伸ばさずにサクッと完結しちゃうのが最高の終わり方だと思っているんだけど、ジャンプ連載だしどうなるかなぁ…。

あとは「水は海に向かって流れる」を読んで田島列島のにわかファンになった。そのままの勢いで読んだ「子供はわかってあげない」も最高の漫画だったしな。その他「超常探偵X」「うたえ!エーリンナ」といった完結済みの短めの漫画も大変良かった。これだけいろんなジャンルの漫画で当たりを引けたのは嬉しい限りである。

*1:実は1巻だけ結構前に読んでいるのだけど、そのときは読み続けるほど魅力を感じなかったんだけどね…

続きを読む

推し漫画がメジャーになるとさみしくなる乙女たちのクラブ

数日前から、杉井光小説家になろうで連載をはじめた「推し漫画がメジャーになるとさみしくなる乙女たちのクラブ」が面白くて、更新されるのが楽しみになっている。今のところ毎日0時に1話追加されるので、寝る前のちょっとしたお楽しみである。

どんな話かといえばタイトルの通りで、自分の好きな(まだマニアックな)漫画がメジャーになるとさみしい気持ちになるというオタク特有の心境をネタに、世の中にあまり知られてない名作(迷作も?)を肴に漫画談義が繰り広げられるというものだ。で、そこはさすが杉井光というか、いつのも軽快な文体でノリとツッコミが繰り広げられるのである。主人公がツッコミ役で、3人のヒロインがボケ役。まぁなんだ、杉井光小説では見慣れた光景ですな。キリカとか神様のメモ帳のノリで、ネタが漫画になっただけとも言える。

ただね、取り上げられる漫画のチョイスと、なぜその漫画なのかのやり取りが本当に面白いのです。今日現在すでに6回更新されていて、恥ずかしながら読んだことがあった漫画は白暮のクロニクルだけで、残りの5作品はタイトルすら知らなかったのだけど、じゃぁその漫画のことを知らないとついていけない内容かと言うと全然そんなことはなくて、むしろ興味を掻き立てられるわけですよ。これが本当に上手い。

例えば第1回。堕天作戦を知らない主人公とヒロインのやりとり。

「山本章一『堕天作戦』。今いちばん熱い連載のひとつよ」


 ……し、知らねえ……。なんだこれ? なにこの『X JAPANのTOSHIがもし自己啓発セミナーから抜け出せず骨までしゃぶられて死んだ場合』みたいなカバー絵? 面白いの? ぜんぜん読む気をそそられないけど?


「これはファンタジー戦争ものという分類になるのかしらね。世界中が人類とか魔族とか何個かの勢力に分かれてずうっと戦っている時代が舞台で、なにをやっても死なない不死者が主人公で、竜と呼ばれているけれど実質的には巨大変身ロボットの生物兵器が出てきたり、肉体改造された超能力者が戦争の道具として権力に酷使されていたり、すべての裏に宇宙とか神とか超越知性みたいな壮大なSF設定があったり――みたいな説明をするとたぶんあなたは色んな類似作品を思い浮かべたでしょうけどそういう連想はだいたい全部外れてるわ」


「外れてんのっ?」即座に五つ六つ思い当たったけど?

このやり取りに至る前段からニヤニヤしてしまったのは、「講談社ご挨拶系」というワードがでてきたあたりから。それなりに漫画を読んできた自負のあった主人公に対して、ヒロインからは漫画読みとしては三流*1と言われるくだりで出てくるのだけど、それは自分も前々から思っていた!ってネタがするりと文章として目の前にあらわれるのが心地よいんだよね。で、読みすすめるにつれて妙に主人公に共感してしまうのは、漫画読みの程度が自分と似ているからだと気づく。取り上げられる漫画に対して、その漫画家の代表作は読んだことがあっても、それ以外のマイナーな漫画は読んだことがない。まさに自分もそれだ。だから、あの漫画家はこんな漫画も書いているのか…!という発見があるのがとても良い。

さっき更新されたばかりの第6回では、「漫画家・ザ・ギャザリング」なるゲームが登場するんだけど、これがもう軽妙すぎてゲラゲラ笑ってしまった。このやり取りで出てくる漫画家は大御所ばかりなので、漫画好きであればだれでも楽しめると思うし、そこから強引に三部けいを絶賛する流れに変わっていくのも面白かった。

このテンションでいつまで更新が続くのかはわからないのだけど…、明日はどんな漫画が料理されるのかわくわくしながら、次の更新を待つのであった。

生徒会探偵キリカS1 (講談社ラノベ文庫)

生徒会探偵キリカS1 (講談社ラノベ文庫)

白暮のクロニクル(1) (ビッグコミックス)

白暮のクロニクル(1) (ビッグコミックス)

カミヤドリ(1) (角川コミックス・エース)

カミヤドリ(1) (角川コミックス・エース)

*1:ちなみに彼女いわく、「漫画読みには一流から八流まであるの」

続きを読む

EVE rebirth terrorをクリアした

shaw.hatenablog.com
で書いたように、昨年末にEVE rebirth terrorを購入していて、デスストをクリアしてから遊ぶ計画を立てていたのだけど、そのデスストのクリアの目処がたたない(全体のボリュームがいまいちわからない)ので、一旦中断してrebirth terrorを遊び始めた。元旦のことである。

事前に得ていた評判として、どうやら前作のファンも納得の、正統な続編らしいとは聞いていたのだけど、遊び始めてすぐにどうやら本当であることを理解する。いつもの天城探偵事務所に、いつもの内閣調査室の面々。前作から1年後ということで、天城探偵事務所には氷室がいて、内閣調査室には新人*1が入っている。主人公二人と桂木探偵事務所の所長とのやりとりも、ついついニヤニヤしちゃう、いつものノリだ。

で、冒頭こそ平和そのものなのだけど、いつの間にかテラーの影がちらつき始める。そう、ゲームのタイトル通り、前作でエルディアが生み出した負の遺産をめぐる物語が、この続編の核になっているのである。新しく登場するキャラたちも、物語を進めていくにつれて実はエルディアとなにかしらの縁があることがわかってくる。前作から引き続き登場する主要キャラにしても、1年前の事件を引きずっていたり、何かしらの影響を受けていたりする。そして各々の思惑がラストに向けて集約していき…という、ストーリーの構成があまりにも見事すぎて、思わず唸ってしまった。

ただ、あまりにも前作のストーリーの癖を再現しているがゆえに、この先の展開はこうなるに違いない!と思ったとおりに物語が進みすぎるきらいはあった。のだけど、エピローグで積み残されていた伏線がすべて回収された時は、えぇぇ!?ってなったし、最後の最後で涙腺が決壊してしまった。あのラストは卑怯だろう…、もちろん良い意味でだけど。

というわけで、あの偉大な前作の続きとしては、これ以上無いくらい完璧な物語だったと思う。これぞファンが20年来待ち望んでいた続編だと言い切ることができるのではないだろうか。過去にリリースされた続編としては、SS版でThe Lost Oneを、PC版でADAM THE DOUBLE FACTOR*2を遊んでいたのだけど、シナリオは満足できるものではなかった*3し、その後このシリーズはどんどん迷走していって、オリジナルの制作陣もいなくなってしまった今、すでにシリーズ物としては死んでしまったタイトルだと思っていたのだが、まさかこんな形で蘇るとは思いもしなかった。

ほんと、よくぞここまで前作をリスペクトしたうえで、ファンを満足させる作品を作り上げたものだなぁと思うわけです。この素晴らしい仕事っぷりはもっと評価されてもいいのではないか。いや、俺が気づかなかっただけで、ファンの間ではすでに評価されていたわけだけど…。その評価の高さがそのままamazonのカスタマーレビューに反映されていて、自分もそれをみてゲームを購入し、そしてこの文章を書くに至っているわけだしな。

まぁ、そうは言ってもゲーム自体は昔ながらのコマンド形式のアドベンチャーゲームなので、当然ゲームとしての古臭さはそれなりにある。最近遊んだ十三機兵防衛圏なんかと比較してしまおうものなら、よりいっそう古臭さが目立ってしまうかもしれない。ただ、このシリーズに求められていたのは斬新さとか目新しさではなくて、すでに確立されている世界観や登場キャラたちの魅力をいかに活かすかだと思うので、今作に関しては前作のシステムそのまま*4踏襲して正解だったとも思う。

そんなわけで、良質なサスペンスを求める人にはぜひ一度遊んでみることを勧めたい。ただし、完全な続編なので、すでに前作のEVE burst errorを遊んでいることが大前提ではある。PS4版は、気前がよいことにburst error R(前作のリメイク作)も同梱されているので、とてもお得ですよ!

EVE rebirth terror(イヴ リバーステラー) - PS4

EVE rebirth terror(イヴ リバーステラー) - PS4

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: El Dia
  • 発売日: 2019/04/25
  • メディア: Video Game

*1:桐野杏子というキャラに既視感があったのだけど、The Lost Oneの主人公だったっけね。SSを一度遊んだきりで、すっかり記憶の彼方に…w

*2:18禁。エロかったよ。

*3:と記憶しているのは、1作目はリメイクされるたびに遊んでいるのに対して、これらの続編は当時遊んだきりで、すでにほとんど記憶に残っていないからだでもあるのだけど…。

*4:音楽もほぼすべて一緒なのは潔いなぁと思った。

2019年を振り返る

ここ3年ほど、年末年始にかけて1年間の振り返りをしているので、今年も振り返ってみたい。たぶん書く内容はほとんど変わらない気がしているけど。

  • 競馬について
  • ロードレースについて
  • ゲームについて
  • 読書について
  • 漫画について
  • アニメについて
  • その他の趣味について
  • インターネット関連
  • 勉強について
  • プライベートについて
続きを読む